先輩に「緊張してるね」と指摘されて気持ちが落ち込む。先輩への対応プラン〜レッスン番外編〜
今回はレッスン番外編。
レッスンの帰り道で生徒さんから相談された時のお話です。
先輩が本番前に「緊張してるね」と、わざと指摘してくる。
緊張してることに意識しすぎてうまくいかなくなる。
なるほど、わざと言ってくるのは失礼やし、本番前に気持ちを乱されるのは嫌やなあ。
おそらくやけど、この生徒さんは話をしてても真剣に聞いてくれるし、何にでも反応してくれる。素直で一生懸命さんやから、先輩も反応を楽しんでしまうんでしょうかね。
ただ話を聞いてると先輩は良かれと言ってる様子はないようなので、次のように考えていきました。
思考の省エネ!まともに会話を続けない
先輩Aさんは気遣いではなくただからかってくるタイプ。
仮に「緊張していないですよ」と反論する。
さらに面白がられそうやし、まともに会話をすればするほどめっちゃ疲れるかな。
よし!それなら前向きプランに考えるか?
「指摘されたと感じるのは受け取り方次第!あなたがどう考えるかでピンチはチャンスになる!」
・・・。
ないな、こんなポジティブ系の思考はもっと疲れる!!
なんでもポジティブに変えたらええってもんじゃない。この人に別にここまで対策せんでいい。
大事なのは本番に向けたベストな準備をすること
まず大事なのは生徒さんが何を望んでいるのかやね。
「本番に集中して良い演奏をしたい」わけです。先輩に反論したいとかではないのね。
わざわざ悩ましてくる人に気づかっていられないわけよ。
一生懸命に練習して準備して、ようやくきた本番の日やからこそ、そっちに集中できるようにできないか。
無視して話をしなかったらええやんと簡単にはいかないようので、今回は番外編として2つプランをお伝えしました。
プラン① 「スマイル塩対応」
先輩Aさん「おーまた緊張してるね。前みたいに・・なんちゃかんちゃら・・。」
生徒さん「えへっ♪」→ スッと立ち去る。
話し言葉に相槌もうなづきもせんと、ただスマイル1つで対応終了させる。
ちなみに笑顔は自分にも良い影響を与えるし、相手も悪い気にはならないし、言いたいことは言わせれたし文句はないやろうプランです。
目指すは省エネです。スッと回避して、気持ちは本番に回そう。
プラン② 脳のすごさをフル活用!360度サウンドシステム
脳はすごいね、どんな角度であっても、360度の音を聞くことができます。
さらに脳は優秀で、聞きたい音に耳を向けられます。
いつものパターンで先輩Aが話かけてきたら、
<360度システム作動>
→別の音を聞き取る。
(先輩の後ろにいる人の話し声や楽器の音、空調の音など)
→話が終わってそうなら
→えへっ♪ スッと立ち去る
プラン①と②の合わせ技完成。いや、これでうまくいくかわからんけど、生徒さんはその時は納得してくれてたし、まあどうかなと結果待ちへ。
その後の話を聞くと、完璧にまでプランはできなかったけど、ほとんど気にならなくなったとのことで、一安心。
対処方法があるってわかるだけで心強かったようです。
問題があった時に解決方法を1つでも持ってるのと持ってないとでは、気持ちの余裕は違ってくるよね。
ということで、レッスン番外編でした。
今日はこの辺で、読んでくれてありがとうございました。
ほなまた!!
山口裕介 USK