
緊張した時は落ち着けより「大丈夫」のほうが効果的な理由
どうも、山口裕介・ユースケサンタゴリラです。
ステージでドキドキしてきた、呼吸が速くなってきた!そんな時にどんな言葉を使ってますか?
落ち着け!
リラックスして!
今日はこの言葉を使ってる方への提案なのです。
落ち着け?リラックス?
これで落ち着けたら大丈夫ですけど、なかなか落ち着けないですよね。
リラックスも同じ。
リラックスは、くつろいだり、ゆったりした気分になること。
大事なステージでそもそもリラックスしててええのかしら?
言葉の表現次第なので何でもオッケーと言われたらもうここまで!笑
ただ自分が使っている言葉で効果がないのなら、そこは変えていかないと何も変わらんですよね。
選択肢を増やしてみませんか?
落ち着けリラックスよりオススメの言葉はなにかを理由付きで提案します。
戦うか逃げるかの反応を知る
オススメの言葉は「大丈夫」です。
これを選んだ理由もあります。
人前に出るのが恐怖にまで感じると強いストレスがかかります。
その時に起こる反応をまず知りましょう。
強いストレスがかかった時には、本能的に生きるか死ぬかのパワーを出さないと行けないと感じてしまいます。
闘争と逃走の反応と言います。
人前に立って恐怖を感じたりすると祖先から受け継いできたこの生きるか死ぬかの反応をするみたいですね。
ドキドキも呼吸が速くなるのも、当時は生きていくために必要なポジティブな反応です。
今の時代に合わせた言葉を選ぶ
それがいつの間にか緊張の分類にランクインして、ネガティブな反応として扱われるようになってるんじゃないか?
この視点からどんな声をかけたらいいかなと考えてみました。
人前に立った時に、
心臓バクバク
呼吸も速い
ソワソワする
この反応は生きるか死ぬかのポジティブな反応!
ただ今の時代はステージは生きるか死ぬかじゃないよね。
演奏してもいい時間を与えられて、お客さんもわざわざ見に来ててくれている。
襲いかかってこないしね。
だからこの反応に対して声をかけてあげるとすれば、
「大丈夫!」
「ここはめっちゃ安全!」
「安心していいよ、安全ですよ。」
こんな言葉の方が落ち着く・リラックスより状況にあってるんじゃないかな。
言葉の表現次第で身体のバランスもずいぶん変わります。
どんな言葉を使うかが緊張を味方につけられるためのステップです。
ステージ上は安心安全!大丈夫大丈夫と言ってみる。
その時に合わせた言葉を使えるように、選択肢の1つに入れてみてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
——-今日の出来事——
今日は弾丸で三重県青山高等学校へ出張セミナーをしてきました。緊張をテーマに3時間、身体の使い方や緊張時の考え方、状況を設定したロールプレイングも行いました。素直で明るくて最後までしっかり話を聞いてくれる生徒さんばかりで嬉しかったよー。また行くぞ!!
では、ほなまた!
山口裕介 USK ユースケサンタ・ゴリラ