頭を振るドラマー必見!カラダの誤解があるとパフォーマンスが落ちるので要注意!
どうも、ドラム・アレクサンダーテクニーク教師の山口裕介 USKです。
頭を振りながら叩くドラマー。
よく見かけますよね。
僕は振ると叩けなくなるので正直羨ましくもあります。
でも頭を振るなら動かせる部分から動かしているか?
もし違っているならパフォーマンスが落ちるので要注意!
なぜかという前に実際に頭が動ける部分はどこにあるのか?
基本的なことを書いてみます。
頭と出会う背骨のてっぺんはどこ?
「背骨の一番上ってどのへんにある?」
のど仏の奥?
あごの奥?
口の奥?
鼻の奥?
目の奥?
ここだと思う場所を指差してみてください。
思い込みと身体の事実がズレているかをチェックします!
これは前回の記事でお伝えした大事なポイントですね。
力んだ時や緊張で固くなった時のためにまずこれだけは知っておこう!
ここを理解することで動きがスムーズになる一歩目です。なのでどこに頭が乗っているかを知っておくことは大切なんです。
そして頭と背骨が出会う場所は関節になって動けるようになっています。
その名も環椎後頭関節(かんついこうとうかんせつ)
一番上の背骨が輪っかになって見えるので環椎です。
この関節が背骨の一番上で
頭の底と出会う場所です。
絵で見てみましょう
ここです!
※Wikipediaより
この絵を見て、最初の質問で指をさした場所と比べてどうでしたか?
・思ってたより下にあった?
・思った通りだった?
・思ってたより上にあった?
目印として鼻の下あたりから
両耳を結んだあたりですね。
ということで、
頭が最初に動く場所はここ!!
動きの違いを比べてみよう
簡単な動きの実験してみます。
- のどの奥に頭が乗ってると思って
ゆっくり左右を振り返る。 - 眉間の奥に頭が乗ってると思って
ゆっくり左右を振り返る。 - 鼻の奥に頭が乗ってると思って
ゆっくり左右を振り返る。
動きやすいのは何番でしたか?
3が実際の関節の部分ですが、どれが動きやすかったでしょうか?
個人差があるので絶対はありません。
ただ事実として3が動ける場所で動いていると言えます。
話しは戻り頭を振るドラマーへ
以上のことをふまえて頭を振って叩く時は覚えておこう!
首の後ろにあるぽこっと触れる骨ありますよね?
頭振る時にこの辺から振ってると痛めるしヘルニアにもなりかねない。
ましてや前回記事で言ったように、身体が動きづらく制限されるのでパフォーマンスは落ちやすいです。
振るなら本来の場所から下へ向かって順番に動くように考えてみてください。
ジャバラが上から順に倒れていくイメージ!
鳩みたいな首の動きも同じで注意!
やってはいけないのではなく、どう取り組むのかなんです。
知らないうちに痛めて原因が分からないのが大変なんですよ。
ドラマーにはケガして欲しくないし、ずっと楽しく叩いてて欲しいですからね。
やみくもに振るのではなく、上から順に倒れていくように振る!
ちょっと思うだけでいいので意識してからやってみてください。
痛みのない健康でずっと楽しく演奏できるドラマーになりましょう!