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緊張のタネ探し「みんな頑張ってる」はホンマかいな!?

どうも、山口裕介USKことユースケサンタゴリラです。
(名前多いわ、ゴリラでいいです)

今回もよくレッスンで出会うこと。

緊張を味方につけるをテーマにしたセミナーを前はよく開催してました。

その時に相談いただいた方は、

「練習に身が入らない、集中できない。でもやらなきゃ!みんな頑張ってるから」

「だから無理矢理にでも練習してるけど、本番ですごく緊張してしまう。集中して練習できていないから」

だから緊張を解消したいと相談いただきました。

さてどこに緊張のタネはあるのかなーと色々とお話を聞いていたんですね。

3回に1回くらい「みんな頑張ってるから!」のワードが出てきます。

たしかにみんな頑張ってるのはそうですけど、思ってる頑張るってどんなことなのか?そこに疑問が出てきました。

「そもそもみんなって誰なん?具体的に名前を言ってみてもらえますか?」

すると、出てきた名前は3人くらい 。

吹奏楽のメンバーは他にも30人ほどいるそう。

「他にいませんか?」と聞くと、「どうでしょうね?わからないです。」

いやいや、みんなって言うてましたやーん!ってツッコまないとね(笑)

もう一回よく考えてみてと聞いても、2,3人増えるくらい。それも絞り出した感じね。

このやり取りの中でその生徒さんは気づいて笑ってました。

自分が頑張っているように見えるのはみんなではなく特定の誰かであること。

よくある話ですけど、「みんな頑張ってるからやらなきゃ!」の「みんな」という曖昧な言葉は危ない。

小さい頃に
USK「みんなファミコン持ってるから買ってやー」
おかん「みんなって誰やの?」
USK「○○くんと○○くんと・・・」
おかん「みんなちゃうやん、みんな買うなら買うわ」

こういう危なさもある・・・泣

曖昧な言葉では思考も身体も思うようにうごけない

みんな頑張ってるから頑張るでは、わかりづらいわけですね。

どこに向かっていくのか?
頑張るならどんな風に頑張るの?

曖昧にしたまま行動するほど怖いもんはないので、ここは整理したいところ。

曖昧な言葉を使ったら、一旦止まって考えてみる

みんなって言葉を使ってしまう時は一旦立ち止まってみる。

「みんなの中の誰の頑張り方に興味があるのかな?」

憧れている人、最近めっちゃうまくなってきた人、淡々とこなしていく人など

自分が興味のある人がどうやっているかを考えたり、直接聞いてみたりする。

やみくもに頑張るんじゃなくて、具体的にどうしたいか考えて建設的に頑張ってみる。

 

話は遠回りしてるようやけど、この方の頑張り方はただ頑張るやったこと。

どの道を走ってるか分からないから、練習にも身が入らない、集中できない。

頑張らなきゃの悪循環にいたのでは?

曖昧さが緊張を作る原因なのでは?

僕は話を聞く限りそう思いました。

どのように頑張ってみるのか、どれくらいやってみるのか?

できるだけ具体的にはっきりさせていくことで、この方の身体の緊張もほどけてきていました。

この視点から練習をすること。

そうすると練習が充実して本番が今よりも楽しめるものになれば嬉しいですね。

「みんな」という言葉を使った時は、ちょっと立ち止まってみると緊張のタネは1つ減らせるかもしれませんね。

山口裕介 USK ユースケサンタ・ゴリラ

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