
「周りの評価が気になる」思考パターンを静めるためにできること。
どうも、山口裕介・ユースケサンタゴリラです。
さて今回は緊張の代名詞とも言える「周りの評価を気にする」です。
「ミスして下手だと思われたらどうしよう」
「先生に何て言われるかな」
「今日の衣装は自分だけ変じゃないかな?」
「あの人つまらなさそうな顔してる!」
演奏中や本番前に周りの声や評価が気になりますよねー。
自分だけかなと思いますが、レッスンで聞いてみると手があがるので「あー僕だけじゃない、良かった!」といつもホッとします。
必要以上に緊張してしまう時は心理的なことや、
身体の仕組みを誤解していることから起こりやすいです。
今回は「周りの評価が気になる」と心理的なことになるので、自分の価値観や思考のクセを整理しましょう。
探偵になることが緊張をほぐす道
周りの評価を気にしちゃうこの思考パターンをどうやって静めていくのか?
僕がほぼ毎回やっていてレッスンでも伝えているオススメの方法がコレ!
「事実」と「解釈」をハッキリさせておくことです。
【事実と解釈って?!】
事実:
実際に起こったこと
解釈:
体験や経験に基づいて自分なりの意見や理解が入ったもの
事実をどう捉えてどんな解釈をするかで、
その後の行動がずいぶん変わってきます。
事実として何が起きているかを探偵になって洗い出していきます。
まず僕の体験を例にお伝えします。
解釈の早さに驚いた瞬間!
過去にアメブロを使ったんですけど、その1つの記事にコメントが来ました。
やったーと思って見てみると、「読みにくかったです。興味がある分野なだけに」
「がーん(T . T)」
その瞬間すぐに出てきた言葉は、
- 自分のブログは読みにくい
- まだまだ勉強が足りないから
- もう書かないほうが下手に伝わるよりはいいのかも
などなど、自分の評価を下げるのが最初に来た反応です。
あまりにも早い反応でいただいた言葉に色をつけて解釈してしまいました。
頭が固まって全身の動きが止まったのが分かりました。
解釈したことの事実を見直す
このままでは落ち込むだけなので、事実は何なのかを見てみましょう。
その時の記事だけで判断すると大体の事実はこんなことかな?
・コメントくれた方はカラダや心理的な分野に興味があること
・Facebookの「いいね!」は19はついていた
・今回の記事は読みにくかった箇所がある
・コメントをしてくれた
・すべてを読みにくいとは言っていない
・ブログは読んでくれた
・このブログだけにコメント来たからこれだけが読みにくかった
おさえておきたい大事なポイント!!
100%事実というよりはできるだけ事実に近い程度で十分です。
改めて書き出してみると、思ってたことと違ってくることがありますね。
言われたことや見えたものそのものだけ見ること。
人間は頭が良いので想像力も豊かやし、すぐにいろんな色をつけてしまいます。
こうやって事実だけを洗い出すことで自己否定的な反応は収まるはずです。
そうすることで、また違った解釈もできることに気づきますね。
・ブログ全部がダメなんて一言も言ってない。
・興味がある分野のことは書けている
・いいねは増えているので全員に言われているわけではない
・わざわざコメントまでしてくれるなんて応援してくれているのかもしれない
・書き方をもっと工夫すれば、もっと興味を持ってくれるかも
他にも出てきそう!
この解釈は前向きな解釈になってますね。
事実を見極めると僕が最初にやったような無意識に起こる思考のクセを止めることはできます。
だからこそこのコメントをいただけた方には感謝しています。!
こうやってブログも書けたし、次は見やすい記事にするぞーってやる気も出てきました。
ぜひ試してみてください!
さてこのように事実と解釈について改めて考え直すことは大事ですね。
解釈を減らすと事実だけが残ります。
事実から情報を集めていくことで余分な緊張はずいぶん減ってきます。
事実は変わらないもの。
解釈は無数にできて変えられるもの。
普段から練習しておくことで、本番でも切り替えがうまくなります。
楽器の練習と一緒で、脳も筋トレできます。
こんなことにも注目してみるとオススメ!
普段何気なく口にしていることを捕まえましょう!
- 演奏は下手なんです
- ぜんぜんダメです
- 自分はまだまだです
- 初心者なので分からないです
- 自信がないです
ホンマにホンマにぜんぜんダメなん?
全部がダメなはずないよー!!
こことここが納得いかないからダメだはまだ事実に近いからダメージ少ない。しかもどこを練習すればいいか分かるから次へ進みやすいしね。
どんなことを判断してダメと言っている?
そこそこいけてるところもあるよ。
無理にポジティブに考えるのはけっこう努力が必要でしんどい時がある。
だからまずは自分が解釈していることを見つけて、事実を洗い出しましょう。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
山口裕介 USK ユースケサンタ・ゴリラ