緊張を味方につける

演奏を始める前にやってほしい大事な環境作りとは!?

どうも山口裕介USKです。

今回は打楽器奏者とのスネアレッスンでの一コマをご紹介です。

pp時、より小さい音で叩く時に腕の張りや違和感があるからどうにかしたいということでした。

さっそくですがセッティング、軽く音出ししてすぐに演奏してもらいました。

できるだけ本番感を作りたかったので、気になっていた腕の張りがちょうどいい感じ!?に出たそうである意味で良いスタート。

演奏を見させてもらって気になる動きが腕と上半身に見えたので、上腕の張りについては改善できそうかなと思えた。

ですが!!

今回は時間もあったので少し遠回りからスタート。

「演奏するまでにどんなことをしていたのかな?」

・楽器に近づく

・スティックを握る

・構える

・チップをどこに置くか

・譜面をどこにおくか

1つずつ動作が演奏までにあるんやけど、各動作に対してどのように取り組んでたのかな?

慣れない場でこそプロセスを大事に、1つずつ丁寧にって感じです。

慣れてる場所でやる時は行動や距離感は無意識に決まっていてストレスがない程度に動けてるはずなのね。

初めての場所となると、セッティングするにも置く場所や位置、距離感、高さとか、慣れている行動でも意識的にやる必要が出てきて、ややストレスとも言える。

少しは考えてるんやろうけど、それよりも演奏モードが始まっちゃうわけです。

これが後にお話するコントロールしづらいからだの動きに影響してしまうのです。

今回のポイント!!

さて練習してる時のように落ち着いた環境作りのために何ができるか?がポイントになります。

今日みたいな知らんおっさんが横で見てる日なんて驚異よね?

と聞いたら笑ってたので驚異だったんでしょう笑

自分で自分のコントロールができてる時は動けるけど、環境(知らんおっさんが横)に使われているとすれば動きづらいわけです。

どれだけ安心安全の環境作りができるかどうかで、1音目が決まる。
要はやりやすくなるわけですよ。
(知らんおっさんが横にいたとしても)

ここまで生徒さんとお話をしてると、緊張した場面で自分のフィードバックとして、

「呼吸が浅かったな。太ももの内側に力が入っていたな」と腕だけじゃなくて他にも影響してたことに気づかれたようです。なんとも素晴らしい。

原因は1つじゃないし、からだ全体で影響してると考えてみると視野も広がります。

2回目の演奏へ

さてようやくもう一度叩いてもらうことに。

ここで僕からの提案。

安心安全の環境作りのためにやってみてほしい1つのこと!

「頭から天井までどのくらい距離があるのか?」

ただこれだけ考えてみてから、演奏をはじめてみてもらいます。

その心はいくつかあるけど、

  • 打楽器は下に向かって音をだすことが多い。
  • だから上の空間への意識が少なくなりがち。

注意!

これは常に考えるわけではなく、

  • 構える前に考える
  • 構えてみてまた一瞬考える
  • 演奏し始めて問題なければ、音楽や表現を考える
  • ミスタッチが出たり、望まない音が出た時はもう一度少し考える

というように、必要な時に必要なだけ考えることがミソです。

このプランをもとに実際に叩いてもらうと、

「立ち直りが早くなった。音が違う」

はい、ナイスコメントきました。

動きづらさが取れて、コントロールの幅が広がったので表現しやすくなったのかなと思います。

だから気になる音があっても立ち直りが早くなったと思えたのかな?

2回目の演奏で違いが出た理由とは?

1回目に見せてもらった演奏の時とは異なる動きがあります。

初めに起きていたのは自分の体を縮めてしまう動きがありました。

胸を落として、顔を少し前に出してといった些細な動きに思えますが、やってみるとまあまあ息苦しいもんです。

普段はやってなかったと思うし実際に生徒さんも、

「リラックスしてる時は胴体のスペースが取れていると思います」

とのことで。

普段はできるけど、初めて演奏する時、初めての環境の時、この日のように知らんおっさんが横で見てる時・・・

  • 演奏することが最優先されてしまい
  • 譜面をいつもよりしっかり見た
  • スネアの打面をしっかり見た

そういった環境からの刺激に対して普段よりも自分を使いすぎてしまうことがほとんどです。

取り組み方次第で、ホンマは最初からもう少しやれるはずなんですよ!

だからこそ!!

やってほしかったのは、

「演奏する前に、今いる環境の情報を集めること」

頭から天井の高さを考えてもらうことは、譜面に顔を寄せすぎず、打面にも吸い込まれないようにするための作戦です。

アレクサンダーテクニークの「頭の動きがからだ全体に影響する」という原理も取り入れて頭が動ける状況を間接的に作ってみました。

この後にpp時に起きてしまう上腕の張りについてレッスンしました。それはまた別の機会に書こうかな。

大事なのは準備してきたことを使える環境作り!

腕の使い方とか解剖学とかもすごく効果的なんやけど、初めての環境や緊張する場面だとまずそこに反応してる自分がいるわけです。

その反応に気づかずに解除できないままだと、どんなお役立ちプランでも効果が薄れてしまうわけ。

だから今回のレッスンはここからスタートしたのでした。

練習の成果や用意してきたプランを実行したいなら、演奏前にどれだけ自分が安心して安全でいられる環境を作る工夫ができるか?

改めて僕自身も大事やなと思えた時間になりました。

レッスン受けにきてくれてホンマありがとうございました♪

レッスン受講者の声

~打楽器奏者 西岡朋華さんより~

本日はお忙しい中レッスンをして下さりどうもありがとうございました。

肘の位置や背中のソリ具合など、自分では気づかなかった癖がいくつも意識化できてとても有意義な時間になりました。

今回の考え方をアプローチの一つとして今後の合奏などに活かして行きたいと思います。

また疑問が生まれた時はメールを送らせて頂くと思うので、その時はどうぞよろしくお願いします。ありがとうございました!

こちらこそありがとうございました。
期間限定の東京個人レッスンを開催してほんまによかったと思えました♪

山口裕介 USK

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