遅い曲になるとリズムがゆれてしまう「言葉の影響力を知ろう」
どうも、ドラムお悩み相談所の山口裕介USKです。
今回もアレクサンダーテクニークレッスンでドラマーからの相談での一コマです。
「速い曲ではあまり感じられませんが、遅い曲にならとどうしてもリズムがゆれているのが目立ちます。」
今回はこのようなお悩み相談をいただきました。
遅い曲になると、少し速くなったり、遅くなったりの揺れが気になるようですね。
速い曲は案外勢いでいけちゃったりしますしね。
遅い曲だからこそ、目立ちやすいということなんやろうかな!?
ネットなどで検索すると色々解決法が出てきますね。
僕もやってるのは、もっと細かくリズムを刻むことかな。
テンポ45の曲だとすれば、4分音符でリズムをとるのではなく、8分16分音符とより細かくして1拍の長さを考えることやね。
ドラムのフレーズを細かく言えば、けっこう1拍の間に言えること多いですね。
ドッチッタクチツ、ドタチツタッチツ♪
完全に僕の脳内のリズム言葉ですみませんけど。例えとしてあげておきます。
こういったアイデアもある中で、アレクサンダーテクニークレッスンからの視点でお答えしました。
色々試したけどどうしてもできない、遅い曲が苦手な方にはぜひ試してほしいことです。
言葉の影響力はすごいんやで!
遅い、速いと言った言葉の使い方は、身体に思わぬ影響を与えるんですよ。
例えば、できるだけ速くシングルストロークを叩こうと思って構えてみます。
叩こうとする直前の身体にはどんな反応があったかな??
どんな準備を始めたか?
ここがポイントです!
速くという言葉に対して身体が予め準備をするんですね。
呼吸を止めたり、一点に集中したり、腕に力を込めたり、身体を安定させようとしたり。
言葉に対しての思いが、身体にも影響を与えているんですよ。
では遅いテンポを叩こうで試すとどんな準備を始めますか?
遅い曲ほど胴体側は優雅にしておく!
今回の相談者さんは、速い、ミドルテンポ、遅い曲と叩いてくれました。
身体の動きを見させてもらうと、遅い曲では別の2つとは違った動きでした。
遅い曲を叩こうと思った時に、身体を前に丸めめ、肩を内側に寄せるのが見えました。
ミドルテンポや速い曲だと起きません。
相談者さんが遅いと思うテンポでは起こる動きでした。
話を整理していると、遅い曲なのでどうしても合わせにいってしまうと言われました。
しっかりそのテンポに合わせにいくために、身体も一緒に合わせにいっていたのかもしれませんね。
相談者さんへ試してもらったプラン
まず遅い曲と考えるのはやめることです。
遅いという言葉に動きがクセになってるので、今後しばらく遅いは封印にしました。
遅いという曖昧な言葉はやめて、何を実際やるのか?
実際はテンポ45で8ビートを刻む。
その為に腕と脚を、そのリズムにあわせて動かすことですね。
使うのは主に腕と脚です。
胴体側は丸めたりせずに、優雅にしておいて大丈夫!
むしろ胴体側に緊張があっては、腕と脚は動けません。
頭を動けるようにして、身体全体も動けるようにすることで、腕と脚でテンポ45の8ビートを刻む。
全体を動けるようにして、実際に必要な動作を考えて動くことで、身体を丸めたりすることはなくなりました。
その結果、リズムの揺れはほとんどなく気持ちの良いリズムになりました。
相談者さんも拍の長さが良く感じられたと言われました。
今回のポイント
言葉に紐付く身体の動きを観察することが解決につながりました。
じっくり動きを観察することは、問題の解決になる近道ですねー。
ドラマーのお悩み相談が解決につながると嬉しいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
引き続き、メールでの無料相談もどしどしお待ちしております。
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USK