他のパートにつられてしまわない?
他のパートにつられてしまう悩み
ギターやベースとか、他のパートを聞いてしまうと、ついついつられてしまう経験はありますよね?
これやとドラマーの役目のリズムを引っ張ることができなくなる。
さらにメンバーからもしっかりしてくれって目で見られてる気がしたり、自信もって叩けないですよね。
ドラマーとしては、自分のリズムとテンポを自信を持って叩くこと。
そしてメンバーを引っ張って、ボーカルにはのびのびと歌ってほしいもんですよ。
他のパートにつられてしまわないためにはどうしたらいいんやろか?
ここからはからだのこと、考え方のことと両面で考えてみます。
つられるということは、そのパートの音を聞くってことですよね。
そこで根本的なところから考えて、「音を聞く」とはどういうことか?
また音を聞こうとしてる時にどんな動きをしてるかに注目します。
音を聞く時のクセで僕がよくやっていたこと
ライブ中、モニターからのボーカルの声が聞きづらい時があったんですね。
しっかり聞こう聞こうとしてると、耳がモニターに吸い込まれるように近づいていました。
完全に体が斜めになって叩いてるわけですよ。
こんなにバランスを崩してたら演奏どころちゃいますよね。
そこで!
しっかり聞かなきゃって時に、あなたはどんな行動してるでしょうか?
「耳を澄ます時に、視界はどうなってる?」
「まわりもちゃんと見えてる?」
「どっかの世界に行ってない?」
「からだに力が入ってない?」
「胴体はどう?固まって聞いてない?」
「息を止めてない?」
「口をキュッとしめてない?」
何か1つに集中しすぎると、からだの他の動きに影響が出てくるのよね。
聞くことに集中しすぎて例えば息をとめてたら、モタッたり、走ったりして、テンポに影響が出るかも!?
そこで次のことを試してみて!
では「音を聞く」ということを2種類の方法に分けてみましょう。
今いる場所で良いし、音楽を流しても良いので、1つの音を選びます。
僕はいまテレビの音を選びました。
1
聞きたい音を自分から聞きに行こうと思ってみる。
2
音は向こうから自分にやってくるものと思って、聞きにいかずに待ってみる。
ここで大事なのは、聞きやすいかではなく、自分のからだはどんな反応してるかです!!
聞きに行ってる時にからだをキュッと固めたような動きを減らしているなら?
「本当にそれをやっていていいのかな?」
視界が狭くなってるなら、「本当にそれは必要なことなのか?」
つられないように演奏するのが目的じゃなくて、一緒に音を合わせることが目的なんよね。
音を合わせるのが目的とすれば、無理してまで叩くのは違うと思うんですね。
バンドは呼吸を合わせるとも言うので、自分が息を止めてたらやりにくいはずですよねー。
他のパートにつられてしまうなら、「まず自分が動きやすいかどうか?!」
この考えを試してみてから、スタジオに入った時にはどんな演奏になるやろうね??
ぜひ一度試してみてくださいね。
USK