小柄な打楽器奏者の悩み
「第4回打楽器奏者のためのアレクサンダーテクニーク研究会」
今回は小柄な打楽器奏者の悩みや相談コーナー。
・小柄なので、大太鼓やマリンバで深い音が出ない?
・20インチの大きくて重たいシンバルの持ち方(スタンドに置かれた状態から持ち上げるまで)
・マリンバの低音域での黒鍵へのマレットの持っていき方
関西で活躍中のプロ打楽器奏者、池内駿さん、泉純太郎さん、角武さん、矢野瞳さん(五十音順)の4人が集まってくれました。
バリバリの現役で活躍している方達なので、それぞれ考えていることが1つ1つ深く掘り下げているのでたくさんのことが研究できました。
その中でも矢野さんは女性でもあり小柄なので、20インチの重いシンバルを持ち上げて演奏をし続けるとなると大変ですよね。
これが中学高校生となると、もっと大変でしょうね。
今できていることをさらに効率よく上手にカラダ全身を使えるようにすれば、もっと演奏しやすくなり音も響き、深みのある音へ変化していくことがよく分かる時間となりました。
「深みのある音は背骨の動きが後押ししてくれる」
「シンバルは持ち上げるところから勝負が決まる!」
「マリンバの低音域の黒鍵へマレットの持っていく時は脚の使い方で届きやすくなる」
結果的に今回のアイデアは以上となりましたので、今後1つずつブログで紹介させていただきます。
マリンバの低音域は手を伸ばして演奏することになるので、ヒールを履いたり台に乗ったりするなど工夫をされるようですね。でも今回は脚の動き方を一工夫することで、ヒールなしでも無理なく届きました。
今後どんな研究をしてどんなアイデアが出てくるかが楽しみです。
1/25の第5回は小物打楽器を演奏する時の動きの研究会です。
立奏と座奏の違いなど、詳しく見ていく予定です。
立っている時の腕の使い方や動きについて体験してもらっています。
【シンバル編】
このシンバルを掴みに行くときの動きがとても重要です。
必要な量で動くことでシンバルも思っているより重くないことが実感できます。
【マリンバ編】
マリンバとの距離について話し合っています。
いつも通りやってもらうと、腕を肘までしっかり伸ばしています。
ここで脚の動きを増やしてみる。股関節から前に動いてみると、
肘に余裕が出てますね。これで十分、楽に届かすこともできます。
具体的には次回のブログより解説していきますね。
しっかり学んだ後は、美味しいご飯の時間。食べながらもまだ打楽器の話で盛り上がりました。