身体でリズムをとるならコレ大事!
どうも、
ドラム・打楽器向けのアレクサンダーテクニーク教師をしている山口裕介 USKです。
さて今日は、僕がサポートでドラムをしているStoned Soul Picnicのレコーディングでした。
ティンパニを使用するので、アレクサンダー打楽器研究会の泉さんに演奏を依頼しました。
さすが泉さん、2曲ともにほぼ1発で決める!さすが現役ばりばりのプロ奏者。
今回は僕は仲介役で現場にいたわけですが、打楽器研究会の会長でもあるので何かサポートできないかと泉さんの演奏を観察してました。
録り始めてすぐのとある部分でマレットがリムに当たることが少々あったので、必要ないけどおせっかい心でちょびっとアドバイス。
だって研究会の時に比べて動き方が違うように見えましたんで、ついついね。
普段はクラシックを演奏されているので、こういったレコーディングは初めてのようです。
そこに慣れないヘッドホンをするので動きが制限される感じもしたのかもしれない。
テンポは♪=150で16分が多いので忙しい。譜面もティンパニ用ではない。そんな状況で見事に演奏したのには感動もの!
[su_service title=”動きにくい原因は様々です!” icon=”icon: check” icon_color=”#2f63f6″][/su_service]
さて本題の動きの観察について。
レコーディングしたのは楽しいアップテンポの曲。リズムを取ってるからだの動きに注目しました。
これは僕も当てはまるのでよく見えたんですけど、慣れない曲のリズムをカラダで取ろうとすると、カラダも慣れてない!
なのですっごく動きづらいんです。まだ曲がからだに馴染んでないといった感じですね。そのまま続けると、必要以上に動かそうとして力みやすくなります。
自然にリズムにのる時には起きないことです。
普段よりも意識的に動かそうとするので、ちょっと余分に力が必要なんですよね。ここに打楽器との距離や位置関係、そしてヘッドホンがさらに関わってきます。
[su_service title=”いつもの叩き方と違ってくる理由がある” icon=”icon: check” icon_color=”#2f63f6″][/su_service]
打楽器は基本的に下方向へスティックやマレットを振り下ろしますよね。
動作としては腕を上げておろすだけで良い。
だけで慣れないことすると、胴体まで一緒に下がっちゃうことがあります。
みぞおち付近から前に屈むような動きが振り下ろす度に起きていました。わずかですけど。
お腹でリズムとるような感じですね。
全体の流れとして、
リズムにのる
→いつもより動かそうとする
→みぞおちから前への動きが増える
→胴体が下がるので腕の位置も下がる
→全体的に低くなるので、リムに当たりやすい
リムに当たりやすくなるのは、自分自身が身を屈める動きをするために起きます。
研究会での泉さんはみぞおちから前へ屈むような動きはしません。
今回の慣れない曲でのリズムをとる動きがそれを誘発してしまったのかも!?
と僕は推測して次のアドバイスをしました。
[su_service title=”しないように!ではなく○○しようと肯定的な指示を出す” icon=”icon: check” icon_color=”#2f63f6″][/su_service]
リズムを取るなら頭と首だけでもできる、もしくは股関節を使って胴体ぜんぶでリズムを取る。
おしりゆらゆらでもよいなど。
みぞおちの話はせずに、それが起きないようにするためのプランを伝えました。
それがうまくいったのかわかりませんが、リムには当たらず最後まで完璧な演奏でレコーディングは終了。
すぐに現場で使えるプランを出せるので、アレクサンダーやっててよかったと改めて思えました。
それをやってのける泉さんがすごいんですけどねー。
ドラムセットでも同じ!
腕をおろすに合わせて胴体も下へ向かっていないか?
わざとやってるなら良いと思ってます。
これが良いダメではなく、自分が何をしているのかを知ることが大切です。
それがやりたいことへつながる動きなら、なおよし!!
もっと自分を観察できる力を磨いていきたいですねー。
USK
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