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声の震えを克服するためのアレクサンダーテクニークレッスンの秘訣とは?

山口裕介 USKです。

ライブが始まった1曲目の声の震えが
気になるボーカルの方から相談を受けました。

アレクサンダーテクニークレッスンは
声・呼吸には相性が良いので私も興味津々でしたね。

ではレッスンをどのように進めていったか
1つずつ見ていきましょう。

なぜ声が震えるのか

声の震えは、緊張やストレスといった
心理的な問題がまず1つ浮かびます。

声を出すための声帯の働きに何かしらの
負荷がかかる身体的な問題もありますね。

この問題について理解を深めるために
まずは声の仕組みや緊張の条件を考えました。

声の仕組み「声帯の働きと振動の原理


声の発声は、声帯が振動することで起こりますね。

呼吸時には声帯が開いて(画像右)
発声時には閉じます(画像左)

この閉じたところに空気が通って
振動するから声が生まれます。

声帯の働きに関わる筋肉や、
その振動の仕組みを少し詳しく見ていくと?

本番での声の震え「準備不足と緊張の関係

本番でのパフォーマンス場面で声が震えるのは、
声帯が十分に準備されていないことが原因の一つです。

緊張や不安が高まる中での発声は、
声帯の振動を制限して震えを引き起こすんですよね。

ストレスやプレッシャーがかかる状況では、
呼吸が浅く・早くなることも原因です。

この状態やと声帯が十分に振動せず、
声がこもったり小さくなります。

喉が渇いたりしますね。

緊張する条件「人前での行動と自己評価

緊張する条件として、
人前で何かをすることや、
評価されることです。

この条件の中では
脳の危険回避システムが働いて
身体が緊張してしまうんですよね。

アレクサンダーテクニークの活用

ここでアレクサンダーテクニーク!

身体の緊張や強張りを動きやすくなるように
自分でコントロールできます。

声の震えを抑えるためにはかなり強い味方。

①頭を動けるようにして
②からだ全体がついてくることで
③視野を広げてみる

①②は詳しくはまたにして、③が効果的アイデアです。

上記で書いてきた原因と条件から考えて、
今回のボーカルの方は強く反応されてました。

簡単に言うと、

人前に立つことで危険回避システムで
→頭が動かなくなる、首が硬くなる。
→背骨の連動が減り呼吸に影響する。
→目が一点だけを見ている。

色んな動きの中でこれが目立ちました。

そこで目の動きが減っているので、
動けるように視野を広くしようと提案しました。

試しに首をぎゅっと固めて見たら
視野が狭くなるのが体験できると思います。

視野を広げて見てください。

ひと呼吸すーっと入りますよね。

実際にこの生徒さんも
呼吸を深めることができて
声の震えもなくなりました。

自分をもっとも優先すること「震えに動じないための考え方

問題に直接手を差し出すのでは解決しづらいのです。

声が震えることに焦点を当てるのではなく、
自分を最優先に考えることが重要です。

今回の場合では、
声の震え、声、発声だけを意識してました。

また人に評価されることが
気になるため周りに意識が向き
緊張が増しました。

でも、どんな時でも
自分が動けることを考えるのが一番です。

声を出すのは一部だけでなくて、
カラダ全部でやってます。

思考も入れると
自分自身の全部で行なっています。

問題に直接フォーカスしないアプローチで
「声の震え」を克服できました。

まとめ:声が震えても自分が最優先なのです

声が震えることは自然なこと。
完璧である必要はないってこと。

でも自分を最優先にして、
自分自身の全部で取り組むことが大事。

そうすれば、
解決へのヒントが見えてきます。

いつでも全体に視野を向けて
取り組むことを繰り返すうちに
問題が起きても大丈夫と思える。

そんな自分に驚く日がやってきますよ。

山口裕介 USK

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