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初めての譜面をさらうときはどうやってますか?

どうも、山口裕介USKユースケサンタゴリラです。

今回は管楽器の方で持ってきてくれたテーマは、

・初めて見る譜面をさらうとき!
・しっかり読みきれてない譜面をさらうとき!

その時に気になることは、

「いつのまにか譜面に顔が吸い寄せられて、首や肩が痛くなる、動かしづらい、吹きづらくなるからどうにかしたい」

これはたしかにどうにかしたいですね。

そこで僕は動きづらい、固まるような時は、どんな理由でその動きが起きているか?を考えます。

もしくは、こうしよう!ああしよう!とやりたいことがハッキリしてないのかも!?

演奏の中で見えてきた動き方

僕のお手伝いできることは、

「どんなことが起きてほしいかをハッキリすること」
「いま何を考えているか、どんな動きをしているかの情報を集めること」

動きを見て分析して、他に解決策がないからを提案するってことですね。

そこで実際にその譜面で演奏してもらいました。

スラスラと音は取れるし、流れてはいました。

ただ時々、次のことが起きてました。

  1. 見慣れない音符になると「え?」と首をかしげて一瞬、演奏を止める
  2. 右側に体重を乗せたまま演奏している
  3. 譜面を進むにつれて目が細く、閉じていく

ひとまず3つほど見えましたが、こういった動きには良い悪いもありません。

ただ起きている事実を情報として僕は持っておきます。

「演奏してみてどうでした?」と聞くと、表現方法をどうしようかと迷った時に止まったとのこと。

1の情報とつながりがありそうですね。

ついついやってしまってること

このように話を聞いていると初めて見る譜面をさらうことは、

・音符を見る
・音符を読む
・音を出す
・fやpなど指示されてる表現をする

最低これくらいは同時にしようとしてたように聞こえるよと伝えました。

演奏し始めるとつい全部を同時にしちゃってたみたいです。

ちゃんとしっかり演奏しようモードですかね?!そもそも音を出しながら譜面をさらおうとしてただけなのに、本気の演奏モードになってしまった。

いつのまにか目的が違う方向に進んでいたんですね。

「あれ?今なにしようとしてたっけ?」

日常でよくあるのは、スマホでメール返してたのに、いつのまにかFacebook見たり、ネットショッピングしてたり。

これは僕の傾向ですが、質は違えどちょっと似てるかも!?

色んな選択肢を選べることが大事!

さて話を戻し、ここからは色々選択肢を用意したいところです。

譜面をさらうとはいくつのやり方があるかな?と考えます。

・ただ音符を読むだけ。音は出さない
・譜面にそって音を出していくだけ。表現はスルー
・表現をどうするか考える、音出さずイメトレのみ。
・今回のようにすべてを含めさらう

僕としては上記を一つ一つ順番にさらっていくのが、分かりやすくていいかな。

「今はこの目的のため!」

やることがハッキリしてるからこそ、得られる情報が増えると思うんですね。

そして何より「何をするか」がハッキリしてるから、からだは動きやすくなります。

次のことを試してもらいました

「初見演奏と思ってやってみて!この部屋にいる人がお客さん、みんなもいることを含めてやってみてー」

譜面をさらう→演奏するに変換し目的をハッキリして演奏してもらいました。

そうすると、最初に起きていた1.2.3はピタッとなくなりました。

首をかしげるのもなく、右側だけに乗ることなく、目はしっかり開いている。

何より音が違う!

すごくスムーズな立ち上がりで、スラスラと進んでいくのよね。

見ていた生徒さんと驚きましたね!

ご本人も演奏しやすいようで、この流れから新しい発見があったようです。

譜面をさらう時は、何より自分が動ける状況を作ってあげるのが最優先!

このことから今回学べたのは、

1つ1つ順番に自分が理解できる中で丁寧に進めていくこと。

こんな風に体験を通して、新しい視点を持って帰ってもらう。

そこからまた新しい音楽への表現力や楽しみ方が見つかればホンマに嬉しいなー!

そう心がけていつもベストなレッスンを目指して僕も楽しませてもらってます。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。

山口裕介 USK ユースケサンタ・ゴリラ

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