打楽器研究会

重い合わせシンバルをどう持てばいい?

どうも、山口裕介USKです。

アレクサンダーテクニークの視点から打楽器を研究している会を始めて、すでに7回目になりました。

活躍中のプロの打楽器奏者に協力いただいて、様々なテーマで打楽器を新鮮な視点で見ています。

 

今回は合わせシンバルについて

小柄な打楽器奏者がテーマにしたのが

「重いシンバルをどのように扱うのか?」

参加いただいた矢野さんは女性やし、20インチとなれば重さはけっこうあります。

研究の最初は「観察」からスタート。

普段どのように演奏しているかを見せていただきました。

いつも通りスタンドに置いてあるシンバルを持って構えてもらうとヒントがそこにありました。

持ち上げる前の動作に注目です。

シンバルが置いてあるスタンドに近づいて、シンバルのストラップに手を伸ばす時!!

ここポイント!

「どのやってシンバルへ近づいている!?」
2016-01-18 11.25.142016-01-18 11.29.15

 

1つはしゃがむという動き。シンバルは下にあるので、手を伸ばすだけでは届かないので少ししゃがみますよね。

この時に、身体に優しいしゃがみ方と厳しいしゃがみ方があります。

持った後に演奏するわけですから、優しい身体の使い方のほうがお得ですよね。

最初に見えたしゃがみ方は、みぞおちあたりを曲げて手を伸ばしていました。

腰を曲げてシンバルを取りにいくと言えばわかるかな?

こうやるとけっこう重いシンバルを持ち上げる時に首・腰・背中に負担がきます。

この背景に手だけで持とうとすると言った意識が働いているかもしれません。

部分だけで何かをすることは身体には優しくないんですよね。

 

そこで覚えておきたいのが、「脚」を使うこと

シンバル持つなら脚を使え!!と言ってもいいくらい重要なポイントなんですよ。

全身を使うためには脚と胴体のつながりがあってこそのお話。

そこで次の流れでシンバルを持ってみて、いつもと比べてください。

(写真もそこそこに参考にしてもらえればと思います)

 

実験してみよう!

  1. スタンドにしっかり近づいて立ちます。

    この時はまだ正面向いて立っています。

  2. 次に膝を前に曲げて、おしりを後ろへプリンと突き出します。
    頭から胴体は曲げることなくそのまま。
    ※まだストラップには手を伸ばさず、だらんとしたまま。サルみたいな感じですね。
    これをしたいのでしっかり近ずくことがポイント!!手はぶらぶらだったらOK!
  3. ストラップに手を伸ばして掴みます。
  4. 掴んだら膝を伸ばして立ちます。

2016-01-18 11.25.49
しっかりしゃがんでからストラップに手を伸ばした状況です。
2016-01-18 11.25.21
そこから膝を伸ばせば立てるので、こんな風に楽に20インチでも持つ事ができます。2016-01-18 11.15.542016-01-18 11.17.29シンバルを持ち上げた後にどのように立つのかをガイドしています。

2016-01-18 11.32.01角さんはもともと脚を前に出して演奏されるようで、現場で培った工夫が見えます。勉強になります。

さて、実験してみたらどんな体験をしたか思い返してみてください。

重さはどう感じますか?

演奏してみるとどうでしょう?

音や響き、掴み具合などどうでしょう?

みぞおちから曲げて持ち上げた場合は、腕の頑張りが続いたまま立ち上がるので、演奏前から腕を使いすぎてしまうんですよね。

 
演奏前に支えに力を使いすぎる→動きにくくなる→腕をもっと使う必要になる→疲れやすい

こんな悪循環が来るので大変。

シンバルを持ち上げる時はしっかり脚も使ってあげることで、シンバルを持つために使う背中や腕を最小限にすることができます。

 
打楽器の時の運搬も同じです。下にあるものを持ち上げる時は、膝を曲げておしりをプリンです。

そうすることで胴体で使う力を十分に使えるので、楽に持ち運びができると思いますよ。

シンバル演奏は脚を使うのがポイント!!

股関節、膝、足首、主要な関節を上手に使って、身体に優しく効率的にすることで出したい音が出せるように工夫して取り組んでみるのはオススメです。

山口裕介USK

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